現地味のチャイ
モーチャイを預かった当初、あらゆる状況下でのチャイを淹れる
再現する!にはまって遊んでた頃、 ある日
中年男性でインドネパール旅行経験者が
ブログを見て 来店
「現地のチャイの味を再現できるって聞いたんだけど それちょうだい」
というので 何月のどこあたりを旅しました?と尋ね
インドの北の方を春先というので およそイメージし
インドの茶葉の安い葉を入れ
高温でやっつけまくって その間 お香を焚き
30分くらいに出してまっくろになった紅茶溶液にミルクと砂糖を
ぶちこみ、 客席にもっていく前に フライパンでオイルでクミンを軽く熱して
室内にスパイスの匂いとお香をまわしきったところで チャイを出した。
そのお客さんは ひとくち飲むなり 「同じ味だ!なんで??」というので
それスパイスも入ってないんですよ。というと
けっこうがっかりした表情をみせてきましたが
インド旅行の思い出を楽しく語って帰って行きました。
思い出効果の味わいというものがあり、厳密に美味いかどうかなんて実は
その時々で人は判断できていないものです。
そこがこだわる側からすれば絶望的だったりしますが
哲学的に考えれば オールハッピーで良い事づくし
亡くなった母親の下手な料理と同じ味に出会い感動する何てこともあり
どんな道も究めた先だけにしか 人に感動を与える事は出来ない というわけではない
人に喜んでもらうことは ミラクルな奇跡もあるという事
本場 本格的 という言葉は下手な詐欺セリフみたいなもので
これが本場の味かああ と本場を知らない人をねじ伏せる脅し文句でもある。
なのでモーチャイでは 本場だ 本格的という言葉は使わない
ただ 他所のよりはまともだよ感だけ 醸してきてる
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