アップデート
三日前の晩御飯さえ何を食べたか思い出すのに困惑する人間が
何百年何千年前の歴史を正しく認識するのは不可能に近い
だって文献があったから 書物があったから というやつもいるが
近代の歴史教科書にしたって 捻じ曲げられた事実だらけで もろもろの倫理観も
確率していない太古の昔なら なおさら事実よりも感情や都合が優先されるだろう。
よく教科書で昔習ったのと違う!と憤る人がいるが 習った事をとにかくなにがなんでも
正解のままであるべき信仰は それを学問とみていない証拠で そこで怒る人こそ
学問や事実を追求する人からほど遠い思考の人なのだ、
どんな知の素材にもバグ取りやアップデートがある。そうやってその分野が発展していく
学問とは生物
ただだれかの研究を聞きかじっただけでそれを一生ものと考えるのは
あれこれ言う資格も本来ない人達ということだ。
幼少時 親からこれで学べ!と渡された料理本。基本は基本であるのだけど・・・
これをずっと信じてかたくなに進化を拒むとそこらの出前食堂のおっちゃんおばちゃん料理になるなあと気づき、料理も学問として日々アップデートしていく気概がないと
とんでもなくふるびた時代遅れの味になると感じる
由緒ある老舗さえただ古きを守ってるだけでは、当時の美味なんてあっというまにカビがはえる
なのでいつ何時 どの次元にあっても 自分が作る味を これがおれの味だ!とは言わず
常に発展途上で完成される事などすべての創作物において存在しない。と言って来てる
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