料理のエロス
フォンダンショコラみたいに フォークをいれると中からトロっと流れ出る
液体上のクリームやソース、血のような暖色系の液体
糸をひくチーズや 外側ぱりっと中とろとろや ふわっと弾力の嚙み応え等々
料理の説明で官能的表現のものは 実に多い。
食べるという行為の中に内包される色気のエッセンス
面白いことに 菜食主義者さえ そんな肉食感性のがぶっと嚙んでとろっと滴れる
食感感性をおいしそうと認識してたりするので、無自覚にもほどがあるなあと
よくおもっている。
なにをもって なにをみて 人は美味しそうと感想が浮かぶのか
脳が反応するのか、そこの意識をもってして料理をすることは絶対ではないけど
エンターティメントとしての料理を意識するならば考え続ける事は必要不可欠な部分
たんなるドカ盛りの料理にしたって ボリュームだけじゃ げんなりしてしまう
たべきれるかどうかわからなくても ただただ食べ始めたいと思わせるための意匠は大事
ひとくちで食べれる寿司にしたって その滑らかさにはある種の魔性的魅力と同等の艶が必要で
もうこと細かく考えると無限に悩み続けなきゃいけない領域
という事を基本考えながらも 対峙する無機質の魅力というものもどんなジャンルにもあるので
料理でいうところの 無機質 テクノ的存在のものってなんだろう?と考えておもったのが
サプリ錠剤がその位置にある。 楽しんでいないじゃないかと思われるだろうけど
サプリを飲むことで満足してる一定数の人がいる。 必要な栄養さえ取れれば ながったらしく
食事をとる時間も必要ないと言ってて 楽しんでいない風にみえるけど
そのざっくりと完結にした生き方に満足してるわけなので、食を楽しむという概念自体も
人それぞれということ、 舌で満足できる人もいれば、胃袋にあるていど重みが加わらないと満足しないひとや、本当に美味しいって自覚できないと食べた気になれず 食べ直しくりかえす人などもいる。
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