イメージ変換

昔 仕事で有名な伊豆の幽霊の出るスタジオに一か月間 かんずめにされて

仕事をした。

一番近くのコンビニに歩いて20分以上はかかる竹林の中で回りは竹しかない

隠れレコーディングスタジオで 売りはいつでも入れる露天風呂がついてるって

くらいのとこだった。 そんな場所なので 東京から呼んだサポートミュージシャンも

来たら帰るに帰りにくくなってだらっと数日過ごす事になった。

そんな夜 仕事上がりでラウンジで皆が酒盛りを始めると

「ここって出るっていう有名なスタジオですよね?どこの部屋にでるんですか?」

と聞いてきたので

「最後に空いてた部屋ってどこだ?」と返すと

「えええええ 俺の部屋ーーーやだあああああ」って騒ぎだしたので


「出る幽霊がすっごくかわいくて若かったら どうよ?」と

イメージさせると

「え?」といって にまにましだした その瞬間 全員に

「それでいいんかい!!?」と突っ込まれてたけど


どんなネガティブでダークな案件でも そこにひとは良いイメージ 好きなものに結び付けたり

ただ匂わせだけでハッピーに転換する。


数年前の梅雨時期、階下のクリシュナ店長が長雨と蝦夷梅雨の寒さに苦言をこぼしてたので

「日本にできる梅雨前線ってヒマラヤにぶつかった風も影響して出来るらしいよ、なので

この時期の北海道の空気は ヒマラヤからの風でもあるといえるかもしれないよ」と

うんちくを教えると

「ヒマラヤからかあ~」と 幸せそうな笑みに変わった。


同じ事を人は皆 苦手な食材でやられ続けてる

やれ背が伸びるだ お肌がきれいになるだ 若さを保つだ 筋肉が増えるだ 

一回の食で そうなる場合はほぼなくて 食べ続けなければってところなのだが

みな そのたった一回の食にイメージと夢と希望を含ませて味わう

そこから継続しないと意味がないよと言えど よっぽど差し迫った病気でもない限り

本気で持続させる人はそうそういない。


自分もパンを控えないとな。。。



CAFE DE MOCHAI

札幌チャイ専門店 24周年目