すきなもの

きれいなもの、かわいいもの、かっこいいもの、若いひと、

だれがみても眉をひそめないものだけをモチーフに描いてるアートは

その作者の幼児性をマックスに煮つめたようなもの

好きなものだけどんぶり載せ　それはお子様ランチのようなもの

アートとはだれも見いだせなかったものに焦点をあて提示してこそ

それを成せないものは　たんなるなにかしらの2次創作ファンアート　

すきなものに情熱かけて　それにこだわる！と豪語する人もいるが

自分の好きだけをアピールするって　なにを取り繕っても幼稚すぎる主張で

自分も含め　第三者にも　なるほど！と気づきを与えずして

やっぱり良い表現者とはならないなと思う。

なので自分が好きな食材や料理ばかり　ずっと料理してんじゃねえ！という心の親方の

怒号が飛んでくるので　ちょいちょい自分の苦手なものや　蔑んでるジャンルの料理を

お題としてぶちこみ　自分ならどうする？？をつきつめアドリブで料理したりしてきてる。

嫌なもの　きらいなもの　やぼったいもの　レベルの低い技術のジャンル

それらを嚙み砕いて　あらたに提示して　これはこうであるならば

まだ許せる！というシリーズ料理　いくつもあみだした。

だけど　それを再度求められると、心のコンドルのジョーが

そんなもの俺は知らねえな。と　こぼすのであった