経験の順番
会社員の頃 本社東京から長期出張に来た人が したりがおで
「どっか旨い寿司屋さん連れてってよ」というので
どう考えても これまでの人生でまともな寿司食ってないだろ。。とにらみ
すすきの回転寿司屋に連れて行くと
「すごい旨い!ここ有名なところ?」と聞いてきたので
「うん すすきので 一番どうでもいい寿司屋、でも安いのでこれで満足できるなら
まずしっかりこのレベルを味わってから次のレベルに行った方が経皮的に抑えつつ
たっぷり寿司を味わえるとおもうよ、ここに飽きたら教えて つぎのレベルへお誘いします」
すると連日そこに通いだして、一週間後くらいに
「どう?飽きた?次行く?」と尋ねると
「いや いい。。自分はこれで満足だ。これ以上知らなくていい」と 言われ
そのまま放置したことがある。
なんでもそうだけど いきなり最上級を知ってしまうと それ以下が即楽しめ無くなって
かといって最上級だけを楽しむには経費的に厳しくて けれどそれ以下でちっとも満足できず
結果人生の中でちょっとしか味わえない事になる そんな場面が多い。
だからこそ まず 普通レベルの食材での料理を普通に楽しめてからなしなねと アドバイスしてきている。
これまでいきなり うちのチャイを飲んで チャイとはこういうものって初手で経験してしまい
他のどこでのんでも これはちょっと・・・となってしまった方を何人も生み出してしまったので
ここはすごく躊躇するところで、せっかくチャイが好きってなったなら あるていどは
どこのチャイでも楽しめるように育ってから うちのを味わってほしいと言って来てる。
それらと同じで 音楽仕事での30年来のお客さんが遠方から来られるという時
まあ もうみんなある程度の歳なので そこそこ旨いもの食べてきてるだろとして
うっかり最上級なものだしてしまって、 「もうこれたべたら よそで・・」と言われ
そのあとも えんえんと 「あのときのあれを食べたせいで どこで食べても・・・」と
言われて困り顔され続けてるので、もっともっと禁じ手にしないといけないかもしれないと
いつも思うのでした。 そんなおもいさせるのはチャイくらいで止めておくべき
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