美味しいを伝える事

物語でもアートでも なんか伝わらないなって時は 言葉以上の経験が

圧倒的に足らず 想像できない 想像させられない状態に陥ってるとき


例えば見目鮮やかで盛り付けも芸術的な材料もわからないフランス料理を見て


きっと美味しいんだろうなあ。。くらいの認識でストップするのは

そこに添えられたソースも見てわからない ムースもさっぱり味が想像できない

見たことない野菜だわ とかの積み重ねで 自分の口の中でその味をイメージできないから。

結局 言葉でいくら説明しようとも 味合わずして味は伝えきれるものじゃないという事


そう考えると メニューを見せる事に 圧倒的な意味のうすっぺらさを感じ

今現在 メニューは引っ込めてしまった。


日本でも高額で販売され ネパールでも通常の茶葉の数十倍の値段の ゴールデンティーや

シルバーティーも その香りの良しあしも知らない人に ただこれ良いものですって

売っても 知らない人は ただ 「これがそうなのかあ」ってしかいえずにいるのをみると

納得理解されてない様子が なにか悪いことをしてるような気分になるので

ほんとメニューにだしたくないのです。


だから スペシャルチャイ一択でだすなら メニュー表は無くていいやと。

そして初めて来られた方は お会計で値段の安さに驚かれ

確実に 味の価値を値段以上と認識していただき こちらも満足なのです。


これが最初に XXX円って見せてしまうと はなからその価格での味の値踏みが始まって

美味しくても XXX円なんでしょというたかをくくってしまう可能性もある。

はっきりいって この値段でだすべき次元の手間も味でも材料でもないですが

そこはプロとしての矜持を守る為でもあります。 値段で味を当たり前に思わせるのではなく

味で納得してもらうための設定なんです。


でも この集客人数だから出来る労力であり価格設定でもあるので

膨大にカフェが大ブレイクでもしたら変えますと断言します(笑)

CAFE DE MOCHAI

チャイ専門カフェ 創業24年目

ヒマラヤと自然全般とアートと音楽が好き
週末土日の夜のみで完全予約制

チャイしかありません。

お料理はリピーター様に限り19時限定ご用意。


エラー防止のためご予約はツイッターのDMのみで統一しております。