平均
誰が食べても そこそこ食べられるってものは
すごく美味しいって店ではない。
平均値の範疇でうろちょろする味覚は大衆食堂の味付けで
専門店と言うならば ある程度のアンチもあってこそ
と思っているので お初の人にもおいしいおいしいと言われるたびに
まだまだ味付けがあまっちょろいのでは?と自戒している。
なんだか冴えない顔してお代を払って帰って行った人がいると
すぐさま料理の味見をし直して 自分で美味しいと判断できれば
ちょっと突き抜けた感を自覚できて、 よし!ってなる。
自分が良い!を 理解できない人がいてこそ、ある高みに手が届いてると
自分で思えるもの。
褒められたい 喜ばれたい 役に立ちたい って方向にアートは存在しない。
で、そんな ぱっとしない顔で帰って もう来なさそうだなあって客が
リピート予約してきたら。
えええええええ?!って がっかりと ほのかな喜びを感じてしまって
突き詰めたい言いつつ 喜ばれてうれしいってどっちやねん?って
自分の心の弱さをそこで感じてしまう。。
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