毎週ちがうもの

数年前 まだ日中営業だった頃 毎週来てくれる外国人のご夫婦がおられ

チャイだけ お1人毎回二杯オーダーしてくれる良いお客さんだったのですが

数か月毎週来られてるのに チャイ、飲み物だけのオーダー

他のお客さんの料理を見てはいるのですが 料理は頼んで来られなかったので

変だな?とおもい尋ねると、食べたいけども健康上の理由からドクターストップで

肉禁止になってるとのことで もともとは肉好きだったけども、そんなわけで

自宅で奥さんの煮野菜ばっかりで・・・とこぼしておられたので、


じゃあ 来週 肉禁止メニュー用意しますよ。 やりだすと


「また来週楽しみです」と喜んでいただけたのは いいのですが


楽しみにします。という言葉は また今日みたいに何が出るかわからなくて

どきどき過ごしたいって事では。。。となり、そこから転勤で海外に行かれるまでの2か月間

毎週違う献立で ベジタブルメニューを考え、肉料理並みにパンチのある献立を

あれこれひねり出し、そのときの思考が今の献立の立て方の土台になったのですが、


やはり料理は その人を知ってて喜ばせたいと思えないと塩味一つ着地地点の無い味わいになる。

なので全く知らない方から、 ヴィーガン料理あるって聞いたのだけど~ といわれても

出す気はないのです。 たんぱくな野菜からしっかりした味わいをだすには


肉以上に時間も手間がかかるので、出してあげたい!と強く思えないと

うちはチャイ屋だよ。しか返す言葉がでないのです。


CAFE DE MOCHAI

札幌チャイ専門店 23周年目